山口県オリジナル野菜  はなっこりー
山口県農林総合技術センター農業技術部 (旧山口県農業試験場)  
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はなっこりーは山口県オリジナルの新野菜です!
中国野菜のサイシンを母親に、ブロッコリーを父親に、山口県農林総合技術センターが育成した新しい野菜です。
花も花茎も食べられ、柔らかく甘みがあり、歯切れがよい野菜で、栄養面ではホウレンソウ並のビタミンCを含み、食物繊維も多いなどの特徴があります。
サラダを始め、和風、洋風、中華など、幅広くいろいろな料理に利用できることから、好評をいただいてます。
9月から5月までが収穫期で、山口県内市場を中心に、東京、大阪、岡山、広島、福岡などにも出荷されています。
写真のように、花茎が長く、サイシンとブロッコリーの中間的な形質を持っています。
葉は、ブロッコリーに似て、大きく、濃い緑色で、開花した花は、両親より大きく、黄色です。
はなっこりーは、ブロッコリーよりも側花蕾(枝)が多く出ます。またサイシンよりも枝が太く、収穫量は多く、また収穫期も長いという特長を持っています。
はなっこりー
はなっこりー

左からサイシン、はなっこりー、ブロッコリー
はなっこりーの両親
  
はなっこりーQ&A(もっと詳しく知りたい方へ) ページのトップへ
Q. はなっこりーを作った理由は?
サイシン
母親「サイシン」(早生系サイシン)

ブロッコリー
父親「ブロッコリー」(女王)

茎の出ている様子
茎の出ている様子

収穫したはなっこりー
収穫したはなっこりー

はなっこりーのベーコン炒め
はなっこりーのベーコン炒め

はなっこりー仲間づくりの集い
はなっこりー仲間づくりの集い

販売促進活動
販売促進活動

はなっこりん
はなっこりんもPRします
A.  親しみやすい山口のオリジナルな野菜で、お年寄りや女性でも比較的栽培が容易な野菜を作ることを目的に、山口県農林総合技術センターが品種開発(育成)しました。
 
Q. はなっこりーの両親は?
A.  お母さん(めしべ)はサイシンという中国野菜で、お父さん(おしべ『花粉』)はブロッコリーです。
 
Q. はなっこりーの名前の由来は?
A.  花と花茎を食べるサイシンのような野菜は、「はなな」と言います。「はなな」とブロッコリーの一部をとって「はなっこりー」と命名しました。
 「はなっこりー」には、「かわいらしく、おいしく、親しみやすい野菜に育ってほしい」という開発者の思いが込められています。
 
Q. はなっこりーはいつ生まれたの?
A.  平成元年(1989年)から品種開発に着手し、交配して生まれたたくさんの子どもたちの中から、平成4年(1992年)においしくて元気な「はなっこりー」が選ばれました。
 その後、栽培方法の開発や市場調査を行い、平成8年(1996年)2月に、育成を完了し、平成11年8月11日(1999年)に正式に「はなっこりー」という名前で農林水産省に品種登録されました。
 
Q. 品種の育成で苦労したことは?
A.  ねらいどおりの品種を育成するため、いろいろな野菜を交配し、その子供たちを栽培し、食べてみて、特性を見ながら、最も元気でおいしいものを選びました。
 サイシンやブロッコリー以外にも、ナタネ、キャベツ、ハクサイなど95通りの組合せで、数万の個体の中から選ばれたのが「はなっこりー」です。
 食べて味の良いものだけでなく、中にはおいしくないものや茎が固いものなどもあり、選び出す作業は大変でした。
 
Q. はなっこりーの味や栄養は?
A.  はなっこりーは、その優れた味に特長があります。
 茎はやわらかく、甘味があります。ブロッコリーにくらべて、クセやにおいがなく、あっさりした味です。
 はなっこりーを食べたことがある人の中には、アスパラガスによく似ていると言う人もいます。
 また、はなっこりーは、両親のサイシンやブロッコリーによく似た栄養分を持っており、ビタミンCや食物繊維が多いのが特長です。
栄養価の比較はこちら
(まるごと!やまぐち.netへのリンク。別ウィンドウが開きます)
 
Q. はなっこりーはどうやって食べると良いですか?
A.  はなっこりーは、クセのない野菜ですから、幅広くいろいろな料理に利用できます。
 茎はやわらかいので、ゆですぎると、やわらかくなりすぎて、栄養も少なくなります。
 さっとゆでたり、油でいためたりすると良いです。また、サラダや天ぷら、ベーコン巻きなども好評ですし、鍋物にも向いています。
 新しい野菜ですから、いろいろ工夫して新しい料理法を考えてみてください。
料理方法(レシピ)はこちら(別ウィンドウが開きます)
全農やまぐち「正直やまぐちお料理レシピ」へのリンク
まるごと!やまぐち.net「お料理レシピ」へのリンク
 
Q. みんなに食べてもらうために取組んでいることは?
A.  はなっこりーをよく知ってもらうために、農家の方や販売店の方々に協力をいただき、お店で試食してもらったり、市場でPRしたりしています。
 また、農林総合技術センターでは、新鮮さを保つための専用の包装袋も開発しました。
 
Q. 山口県のどんなところで栽培されていますか?
A.  9月頃からの秋だし栽培は、比較的涼しい阿東町や岩国市錦町、美祢市などでされています。
 これに続き、山口市や宇部市、下関市などの冬季温暖地域で栽培が始まります。このように栽培地域をリレーすることで9月から5月まで出荷されています。
 
 
はなっこりーの誕生秘話(開発に携わった研究員より) ページのトップへ
○「はなっこりー」は、「身近でおいしい野菜として親しんでいただけること」、「お年寄りや女性でも比較的栽培が容易であること」を目標として育成したものです。
 中国野菜のサイシンを母親、ブロッコリーを父親として生まれた「はなっこりー」ですが、誕生するまでにはさまざまな試みを行いました。

○おいしい野菜を作り出すために、サイシンやブロッコリーの他にもいろいろな野菜を両親の候補としました。
 山口県は、中国山東省との交流が深いため、多くの中国野菜でも検討しました。
栽培株
 その組み合わせは95通り、数万の個体を作り出し、選ばれたのが「はなっこりー」です。
育種のようす1
○しかし、同じアブラナ科野菜といっても、サイシンはハクサイの仲間、ブロッコリーはキャベツの仲間で、簡単には一人前の植物に育ってくれず、試行錯誤の連続でした。
 さらに開発中は、来る日も来る日も、生のまま食べ比べをしながら、選んでいきました。
 食べつづけていくと、期待に反して、固いものや、おいしくないものもあり、がっかりの繰り返しでした(アオムシになった気分でした…)。
 そして、ある日突然、意外な組み合わせから、ほんのり甘くておいしい「はなっこりー」に出会うことができました。
 「はなっこりー」は、他のアブラナ科野菜に比べて種子が少ないため、種子を増やすのに数年かかりました。
 しばしば台風が訪れる山口県では、種子を確保することが大変でした。

○はなっこりーが生まれた後は、「どうしたら農家に栽培してもらえるか?」、「どうしたら多くの人に買ってもらえるか?」などをみんなで考えました。
 まず、これまでにない野菜であるはなっこりーの栽培方法を広く知ってもらう必要がありました。このため、種まきの時期、肥料のやり方、収穫方法など、いろいろな試験をし、一番良い方法をまとめて、栽培してくれる農家を探しました。
育種のようす2
 初めは、販売に苦戦し、なかなか続けて栽培してくれる農家もありませんでした。4年目くらいから、おいしいはなっこりーに惚れ込んだ農家が本格的に栽培してくれるようになりました。
専用の包装袋
○また、収穫して家庭に届くまで、新鮮さを保つ工夫が必要でした。これも農業試験場で試行錯誤を繰り返した結果、専用の包装袋の開発により、新鮮さが保てるようになりました。
 食べ方についても多くの人からアイデアをいただきましたし、種とり専用のハウスもつくられました。
 こうして、たくさんの人の努力が実を結び、「はなっこりー」は山口県オリジナル野菜として知られるようになり、新聞やテレビなどでもとりあげられ人気者になりました。

 頑張れ、はなっこりー!
 頑張るぞ、山口県農林総合技術センター!
皆さん「はなっこりー」をよろしくお願いしま〜す!
 
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◆はなっこりーの両親について はなっこりー 
母親「サイシン」:ハクサイの仲間の中国野菜。華中・華南に多い。
父親「ブロッコリー」:キャベツの仲間の西洋野菜。
 
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